香芯五角オクラ(無肥料栽培種子)
こうしんごかくおくら
Koshin Gokaku Okra / アオイ科 Abelmoschus esculentus
無肥料栽培種子 国内採種品
東北アフリカ原産。18世紀にアメリカ渡来。日本では1965年頃より普及。本種は肥料・農薬不使用の自然栽培で採種したタネ。
一袋あたり: 粒数 80粒以上 内容量 10ml
【特徴】
矮性種なのでハウスで周年栽培するのに向いているが、収穫が遅れると硬くなりやすいので、10㎝以内の若莢で収穫する。
【用途】
調理前に塩で軽くもんで毛を取る。和風料理としては煮物、吸物、酢の物。和え物、天ぷら、漬物。洋風料理としてはサ ラダ、スープ、バター炒め、シチュー、酢豚など。英仏では種子をコーヒーの代りに使った時代がある、
■蒔きどき 5月~6月(直播)
■採種地 埼玉県
■発芽検定月 2025年12月
■発芽率 75%以上
■種子加工 なし
■種子消毒 なし
【商品詳細】
■収穫期
夏から秋。暖地の加温施設園芸では周年栽培される。
■播種期
3、4月に蒔く時は温床蒔き。5月以後は畑に直蒔き。
■発芽適温
25〜30℃
■播種法
1〜2日吸水させて蒔く。直蒔き後ホットキャップを被せる。
■覆土
1cmぐらい。
■生育適温
昼28〜30℃.夜18〜20℃.
■栽培法
直根で植傷みしやすいので、直蒔きが良い。地温が低い時期に温床育苗する場合は、本葉1枚〜3,4枚以内の若苗で根を傷つけないようていねいに移植する。株間は30〜50cm。発芽後2カ月から収穫できる。初期の立枯病とアブラムシに注意。またセンチュウには弱い。吸肥力強く少肥でもよく生育する。
■採種法
下の方の充実した実数本を完熟させる。(下の莢を完熟させても上に成り続ける)完熟し、枯れたらよく乾燥させ、莢から外す。(硬いので、袋に入れてゴム底の靴で踏みつぶすといい)
■種子寿命
貯蔵条件が良ければ5年程度の寿命がある。
■休眠
完全に乾燥させるとすぐ芽生えるので休眠期は無いようだ。
■種子保存法
低温低湿度の場所で保存する。
※注意事項
1:種子を食用、飼料用に使用しないで下さい。
2:小児の手の届かない場所に保管して下さい。
3:直射日光を避け、涼しい所で保管して下さい。
野口勲氏プロフィール野口のタネ・野口種苗研究所代表
1944年生まれ。
全国の在来種・固定種の野菜のタネを取り扱う種苗店を親子3代にわたり、埼玉県飯能市にて経営。
伝統野菜消滅の危機を感じ、固定種のインターネット通販を行うとともに、全国各地で講演を行う。
著書に「いのちの種を未来に」「タネが危ない」、共著に「固定種野菜の種と育て方」等。
家業を継ぐ前には、漫画家・手塚治虫氏の「火の鳥」初代担当編集者をつとめた経歴を持つ。
野口のタネ・野口種苗研究所(
http://noguchiseed.com/)
タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。いま世界の農家で使われているほとんどのタネが「F1」と呼ばれる一世代限りしか使えないタネ。そしてF1の中でもオシベがない「雄性不稔」と呼ばれる、生物学的には異常なタネが増えていると言います。
食糧生産の効率化のために増え続けるF1のタネ、私たちの食の安心や安全は守られているのでしょうか?
---- 雄性不稔植物を使ったF1種の作り方 ----
まず改めて簡単に用語のおさらいです。
● F1種:異なる性質を持つタネを、人為的に掛け合せてつくった、雑種の一代目のこと。異種を掛け合せてつくるイイとこ取りの種です。
● 除雄:作物が自家受粉(自分の花粉で受精すること)しないように雄しべを手で取り除くことを言います。F1種は「雑種」であるため、自家受粉されては目的の雑種がつくれないため、除雄が必要になります。
● 雄性不稔:植物の葯(やく)や雄しべが退化し、花粉が機能的に不完全になることを言います。人間で言えば、男性側に原因のある不妊症と同じです。
---- 雄性不稔植物はどのように生まれるのか? ----
とても便利な雄性不稔植物ですが、どのように生まれてくるのでしょうか?
ズバリそれは、突然変異によるミトコンドリア異常によって生まれてくるのです。
ミトコンドリアとは簡単に言えば、細胞のさまざまな活動に必要なエネルギーのほとんどを、直接あるいは間接的に供給する器官です。この、生物にとって必要不可欠なミトコンドリアに異常をきたすことによって雄性不稔植物が生まれてくるのです。つまり、今私達が口にしているものの多くは、このようなミトコンドリアに異常のある野菜ということになります。このような異常のあるものを食べて続けても体への影響は無いのでしょうか?
タネをつなごう固定種とは「固定された形質が親から子へ受け継がれる種」のことを言います。
つまり、親としていいものを選んで選別淘汰していき、そのいいものを遺伝的に固定していき、安定したものを栽培していくということです。それが京野菜などの伝統があり、個性を持った野菜として根付いています。
固定種の利点は、遺伝子が固定されているため、自家採種が基本的に可能であること。
野菜を成熟させて、種まで採ることは決して簡単なことではありませんが、私たちが食べているお野菜たちの一生を見守ることができるのはとても素晴らしい体験になるでしょう。
野菜たちは私たちに食べられるために育つのではなく、種を残して子孫を繋ぐのが彼らの一生です。種を残したいという植物たちのエネルギーは凄まじく、全く違う姿になるものもあります。そんな姿を見ることによって、改めて食べもののありがたさを感じることができるでしょう。