『日米開戦の正体 なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか』孫崎 享[著]
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それは日露戦争勝利の時から運命付けられていた?!……。なぜ、日本は勝てる見込みのない戦いを仕掛けたのか? 「史上最悪の愚策」?真珠湾攻撃はどのように決断されたのか? いつ、開戦回避が不可能となったのか?
ベストセラー『戦後史の正体』の著者(元外務省国際情報局長)が、膨大な資料と当時の人々の証言から解き明かした歴史の真相!この教訓が岐路に立つ現代日本に何をもたらすのか。戦後70年特別企画。
目次序章 なぜ今、真珠湾への道を振り返るのか
第1章 真珠湾攻撃を始めたかったのは、誰なのか?
第2章 真珠湾攻撃への一五九日間
第3章 真珠湾への道は日露戦争での“勝利”から始まっています
第4章 進みはじめた真珠湾への道?日露戦争後から柳条湖事件直前まで
第5章 日本軍、中国への軍事介入を始める
第6章 日中戦争突入、三国同盟、そして米国との対決へ
第7章 米国の対日政策
第8章 真珠湾への道に反対を唱えていた人たち
第9章 人々は真珠湾攻撃の道に何を学び、何を問題点と見たのか
第10章 暗殺があり、謀略があった
著者
孫崎享(まごさき うける)満州国奉天省鞍山市出身の外交官、評論家。
終戦後日本に戻り、東京大学法学部在学中に中途退学し1966年に外務省に入省。以後、在アメリカ合衆国大使館参事官、ハーバード大学国際問題研究所、研究員、在イラク大使館参事官、在カナダ大使館公使、ウズベキスタン駐箚特命全権大使、外務省国際情報局局長、イラン駐箚特命全権大使など要職を歴任。
2002年より防衛大学校教授、公共政策学科学科長、人文社会科学群学群長を歴任。
2009年3月に退官。現在は筑波大学国際総合学類講師、城西国際大学大学院人文科学研究科講師、鳩山由紀夫元首相が設立した東アジア共同体研究所所長を兼任している。
2012年には『戦後史の正体 1945-2012』が20万部を超えるベストセラーとなった。