『地球のくらしの絵本4 火をあつかう知恵』四井真治 [著] 宮崎秀人 [立体美術] 畑口和功 [写真]
¥2,750 税込
「地球のくらし」をつくっていくには、土とのつながりをとりもどしたり、生きものの多様性や自然の中にあるエネルギーをいかしたりすることが大切です。この絵本は、日々のくらしの中で自然のしくみを発見し、自分のくらしを「小さな地球」に変えるためのものです。化石燃料に頼らず調理や暖房、灯りをつくる方法。薪の入手、日干しレンガでつくるかまどやロケットストーブ、蜜蝋ろうそくなど。
八ヶ岳南麓の我が家は標高750メートルのところにあり、冬は?10℃以下になる日もあります。ですが、雪が多すぎたり寒すぎて嫌な思いをしたことはありません。むしろ、ほどよく雪がふり、大きなつららや霜柱もできて、冬らしい景色を楽しんだり、雪で遊んだりしています。
この地で楽しくくらすことができるのは、薪ストーブとしっかり断熱されてあたたかさが逃げない家と、まわりの環境のおかげです。
庭にあるかまどや石窯には、りっぱな薪を使う必要はなく、子どもたちととなりの林を小枝を拾いながら散歩するだけで、、十分な量の薪が手に入ります。
このように身のまわりにあるものをうまく利用して循環させる知恵や技術があれば、全てをまかなうことはむずかしいにしても、遠い外国、深い地下から掘り出す化石燃料に頼る量はずいぶんへらすことができて、環境への負担もへらすことができるのです。そしていつか社会全体がそんな知恵や技術を活かしたしくみに変わっていくことができれば、住んでいる地域、多くをまかなうことができる日が来るかもしれません。
(著者あとがきから抜粋)目次
火は、生きものが蓄えたエネルギー 2
木が火になって、火が木を育てる 4
火を蓄えている燃料のいろいろ 6
薪をつくろう 8
たき火のコツと火のコントロール 10
薪ストーブのしくみと煙突のはなし 12
かまどやアースオーブンの素材、日干しレンガをつくろう 14
かまどをつくろう 1 16
かまどをつくろう 2 18
アースオーブンをつくろう 20
ロケットストーブを使ってみよう 22
ロケットストーブをつくろう 24
蜜ろうで、ろうそくをつくろう 26
炭火でペーパーナイフをつくろう 28
火を使うために森を育てる 30
パーマカルチャーとは?パーマネント(永久の)とアグリカルチャー(農業)、あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた言葉で、「永続的な農業」「永続的な文化」ともいいます。1970年代にオーストラリアのビル・モリソンとデビッド・ホルムグレンのふたりが提唱した考え方で、自然と調和した持続可能なライフスタイルを総合的につくりあげていくことをめざしています。植物や動物、そしてくらしに必要な水やエネルギーなどをどのようにくらしの場にデザインし、また、それらの間にいい関係をつくりあげていくのか、パーマカルチャーの考え方の中には、さまざまなくふうやヒントがあります。
大型本: 31ページ
出版社: 農山漁村文化協会
発売日: 2015/9/5
サイズ: 27.6 x 21.4 x 1 cm
著 四井真治(よつい しんじ)1971年福岡県生まれ。信州大学農学部森林科学科、農学研究科修士課程にて緑化工学を学ぶ。緑化会社や肥料会社などに勤務後2001年に土壌管理コンサルタント、パーマカルチャーデザイナーとして独立。人がくらすことで場が豊かになるくらしのしくみ(小さな地球)を提案し、八ヶ岳南麓の自宅敷地で自ら実践している。日本文化の継承を取り入れたくらしのしくみを提案するパーマカルチャーデザイナーとして、国内外で活動。立体美術 宮崎秀人(みやざき ひでと)1972年、東京都に生まれる。東海大学教養学部美術科卒業。雑誌編集者などをへて、アニメーションの美術制作、キャラクターグッズなどの立体造形を制作。絵本に『つくってあそぼう 油の絵本』(農文協)、『ぼくのうちはどうぶつえん』『むしばくん』(ブロンズ新社)など。写真 畑口和功(はたぐち かずのり)1949年生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒業。大阪高島屋宣伝部在籍中、朝日広告賞等受賞。その後イタリアへ渡りスタジオをミラノに開設、国内外で活躍。在伊37年を経て現在八ヶ岳山麓に移住。日本広告写真家協会会員、大阪芸術大学短期大学部客員教授。
農山漁村文化協会
(のうさんぎょそんぶんかきょうかい)近代化は、あらゆる場面で生産効率を高め便利な生活をもたらしましたが、自然と人間の関係を敵対的なものに変えてしまいました。
農文協は、農と食・健康・教育を軸心として「いのちの流れ」を呼びおこし、都市と農村の関係を変え、自然と人間の調和した社会を形成することをめざして、総合的活動を展開する文化団体です。