『パーマカルチャー 自給自立の農的暮らしに』パーマカルチャー・センター・ジャパン[編]
¥2,860 税込
自然を拠り所として、自然とともに、地球とともに、持続的に生きて行くライフスタイルを基本とする『パーマカルチャー』の手引き書。
1970年代から提唱され、近年、さらに注目度を高めている『パーマカルチャー』(持続可能な文化)についてNPO法人 パーマカルチャー・センター・ジャパンが、図解付きでわかりやすくまとめた一冊です。
目次
第1章
いま、なぜパーマカルチャーが必要とされているか
第2章
パーマカルチャーのデザインと実践のための基本
第3章
パーマカルチャー的暮らしの考え方・取り組み方
第4章
「森と風のがっこう」に見るパーマカルチャー
第5章
パーマカルチャーへの理解をより深めるために ほか
編著者:パーマカルチャー・センター・ジャパン
出版社: 株式会社 創森社
発売日:2011/3/23
大型本: 280ページ
サイズ:1.4 x 18.7 x 25.7 cm
『パーマカルチャー』パーマカルチャーという言葉は、
・パーマネント(permanent / 永久の、永続する)
・アグリカルチャー(agriculture / 農業)
・カルチャー(culture / 文化)
を組み合わせたもので、持続可能な農業を基礎とする永続可能な文化を意味しています。パーマカルチャーは、1970年代に、オーストラリアのタスマニア大学で教鞭をとっていた本書の著者であるビル・モリソンと、当時、彼のもとで学んでいたデビット・ホルムグレンの二人が体系化して、実践、提唱した考え方です。
システム思考やデザイン思考といった考え方を基礎としており、現在では、3つの倫理と、12のデザイン原理によって成り立っていると考えられています。
● 3つの倫理
・地球に配慮する
・人びとに配慮する
・余剰は分かち合い、消費と再生産には限度を設けよ
● 12のデザイン原理
【原理 1】 まず観察、それから相互作用
【原理 2】 エネルギーを獲得し、蓄える
【原理 3】 収穫せよ
【原理 4】 自律とフィードバックの活用
【原理 5】 再生可能な資源やサービスの利用と評価
【原理 6】 無駄を出すな
【原理 7】 デザイン??パターンから詳細へ
【原理 8】 分離よりも統合
【原理 9】 ゆっくり、小さな解決が一番
【原理10】 多様性を利用し、尊ぶ
【原理11】 接点の活用と辺境の価値
【原理12】 変化には創造的に対応して利用する
(参考:Wikipedia)
パーマカルチャー・センター・ジャパン日本の風土に適合したパーマカルチャーを構築し、普及することをめざし、1996年に神奈川県藤野町(現、相模原市)に創設。古い民家などの施設や田畑などを整備して拠点とし、日本型のパーマカルチャーの考え方、取り組み方を追求している。1998年より、人と自然が豊かに生き続けていくための実践の場としてパーマカルチャー塾を開講。2004年よりNPOとして永続可能なライフスタイルを提唱し、実践と活動の領域を広げている。