枝豆中最高の甘み・香りを誇り、生食はもちろん冷凍貯蔵に最適。
名称:早生茶豆越後ハニー わせちゃまめえちごはにー/Echigo Honey Brown Edamame ・ Glycine max
内容量:50ml,約80粒以上
蒔きどき 5、6月
種子加工 なし
種子消毒 なし
特 徴・用途別名:砂糖えだまめ。
本種は山形庄内早生ダダ茶豆、新潟早生小平方系統で両地区の早生系茶豆には数系統あり、多年各試作・系統分離、改良淘汰を重ね草丈、着莢共に整一せる優良種。
莢は濃緑色、毛茸はウス茶色、草丈60〜65cm余りでプロからアマチュアまで栽培容易。
育て方、タネの取り方主産地/新潟県 採種地/北海道
● 収穫期:収穫日数(90日穫)は北海道の基準で本州、四国、九州では地域により7から15日程収穫が早まります。
● 播種期:地温が低いと腐りやすいので、播種は5月以後。5月上旬から6月中旬蒔(収穫8月上旬から9月上旬)が一般的。
● 栽培法:新潟地方では5月中旬から5月下旬蒔(収穫8月上旬から中旬)
● 播種法:播種量=1アール当り約8dl位
● 覆土:発芽まで地温と水分が保持できるよう3cmぐらい。
●採種法:枝豆として収穫せず、完熟した豆(大豆)として収穫する。シワ種は発芽率が落ちるので充実した良い豆を選ぶ。
● 発芽検定月:2022/12 発芽率 85%以上確認
● 種子寿命:大豆は短命種子。常温1、2年と思うのが妥当。
● 休眠:ない
● 種子保存法:充分乾燥し、密閉して低温低湿度で保存すると良い。
※注意事項
1:種子を食用、飼料用に使用しないで下さい。
2:小児の手の届かない場所に保管して下さい。
3:直射日光を避け、涼しい所で保管して下さい。
野口勲氏プロフィール野口のタネ・野口種苗研究所代表
1944年生まれ。
全国の在来種・固定種の野菜のタネを取り扱う種苗店を親子3代にわたり、埼玉県飯能市にて経営。
伝統野菜消滅の危機を感じ、固定種のインターネット通販を行うとともに、全国各地で講演を行う。
著書に「いのちの種を未来に」「タネが危ない」、共著に「固定種野菜の種と育て方」等。
家業を継ぐ前には、漫画家・手塚治虫氏の「火の鳥」初代担当編集者をつとめた経歴を持つ。
野口のタネ・野口種苗研究所(
http://noguchiseed.com/)
タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。いま世界の農家で使われているほとんどのタネが「F1」と呼ばれる一世代限りしか使えないタネ。そしてF1の中でもオシベがない「雄性不稔」と呼ばれる、生物学的には異常なタネが増えていると言います。
食糧生産の効率化のために増え続けるF1のタネ、私たちの食の安心や安全は守られているのでしょうか?
---- 雄性不稔植物を使ったF1種の作り方 ----
まず改めて簡単に用語のおさらいです。
● F1種:異なる性質を持つタネを、人為的に掛け合せてつくった、雑種の一代目のこと。異種を掛け合せてつくるイイとこ取りの種です。
● 除雄:作物が自家受粉(自分の花粉で受精すること)しないように雄しべを手で取り除くことを言います。F1種は「雑種」であるため、自家受粉されては目的の雑種がつくれないため、除雄が必要になります。
● 雄性不稔:植物の葯(やく)や雄しべが退化し、花粉が機能的に不完全になることを言います。人間で言えば、男性側に原因のある不妊症と同じです。
---- 雄性不稔植物はどのように生まれるのか? ----
とても便利な雄性不稔植物ですが、どのように生まれてくるのでしょうか?
ズバリそれは、突然変異によるミトコンドリア異常によって生まれてくるのです。
ミトコンドリアとは簡単に言えば、細胞のさまざまな活動に必要なエネルギーのほとんどを、直接あるいは間接的に供給する器官です。この、生物にとって必要不可欠なミトコンドリアに異常をきたすことによって雄性不稔植物が生まれてくるのです。つまり、今私達が口にしているものの多くは、このようなミトコンドリアに異常のある野菜ということになります。このような異常のあるものを食べて続けても体への影響は無いのでしょうか?
タネをつなごう固定種とは「固定された形質が親から子へ受け継がれる種」のことを言います。
つまり、親としていいものを選んで選別淘汰していき、そのいいものを遺伝的に固定していき、安定したものを栽培していくということです。それが京野菜などの伝統があり、個性を持った野菜として根付いています。
固定種の利点は、遺伝子が固定されているため、自家採種が基本的に可能であること。
野菜を成熟させて、種まで採ることは決して簡単なことではありませんが、私たちが食べているお野菜たちの一生を見守ることができるのはとても素晴らしい体験になるでしょう。
野菜たちは私たちに食べられるために育つのではなく、種を残して子孫を繋ぐのが彼らの一生です。種を残したいという植物たちのエネルギーは凄まじく、全く違う姿になるものもあります。そんな姿を見ることによって、改めて食べもののありがたさを感じることができるでしょう。