野口のタネ|美味タス |周年栽培向き半結球レタス
¥385 税込
耐病性が強く味の良い半結球レタス。収穫可能期間が長く、家庭菜園にも向いてます。サラダに最適で、炒めたり味噌汁の実にしてもおいしくいただけます。
葉色は鮮緑で外葉はリーフレタス、内部は結球レタスの食感を持ち、苦味少なく食味良好。小株から大株まで収穫できます。レタス類の原産地は小アジア地方と言われる。日本には古く掻きチシャが伝わったが、明治期にサラダ菜、戦後結球レタスが普及した。
名称:美味タス びみたす/Head Lettuce ・ Lactuca sativa var capitata
内容量:2ml,約800粒
蒔きどき 春、秋
種子加工 なし
種子消毒 なし
育て方、タネの取り方主産地 全国 採種地 台湾
● 収穫期:春4から6月。秋10から12月。
● 播種期:春2月(室内箱まき)?4月。秋8月中旬から9月。
● 発芽適温:高温は発芽しない(二次休眠)
● 生育適温:15から20℃
● 栽培法:8月まきの場合、冷蔵庫に一週間程度入れ、低温に遭わせて休眠打破してまくとよい。直まきは一か所5粒まき。本葉4,5枚までに間引く。株間15cm×15cmでミニレタス、30cm×30cmで大株(300から500g)が作れます。耐暑性強く抽苔が遅いので周年栽培も可能と言うが高温期には注意が必要と思われる。
● 播種法:種が細かいので浅箱に薄まきし苗を育てる。移植は容易。
● 覆土:細かいので覆土せず、土とよく馴染むよう押える程度。
● 採種法:チシャの仲間は夏の高温で抽苔するので、実をいらせて刈り取り乾燥する。自家受粉性なので、交雑の心配は少ない。
● 発芽検定月:2021/10 発芽率:80%以上確認
● 種子寿命:4,5年と比較的長いが高温下での二次休眠に要注意
● 休眠:種子は高温下では休眠する。(冷蔵処理で休眠打破できる)
● 種子保存法:乾燥した冷暗所で保存する。
※注意事項
1:種子を食用、飼料用に使用しないで下さい。
2:小児の手の届かない場所に保管して下さい。
3:直射日光を避け、涼しい所で保管して下さい。
野口勲氏プロフィール野口のタネ・野口種苗研究所代表
1944年生まれ。
全国の在来種・固定種の野菜のタネを取り扱う種苗店を親子3代にわたり、埼玉県飯能市にて経営。
伝統野菜消滅の危機を感じ、固定種のインターネット通販を行うとともに、全国各地で講演を行う。
著書に「いのちの種を未来に」「タネが危ない」、共著に「固定種野菜の種と育て方」等。
家業を継ぐ前には、漫画家・手塚治虫氏の「火の鳥」初代担当編集者をつとめた経歴を持つ。
野口のタネ・野口種苗研究所(http://noguchiseed.com/)
タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。いま世界の農家で使われているほとんどのタネが「F1」と呼ばれる一世代限りしか使えないタネ。そしてF1の中でもオシベがない「雄性不稔」と呼ばれる、生物学的には異常なタネが増えていると言います。
食糧生産の効率化のために増え続けるF1のタネ、私たちの食の安心や安全は守られているのでしょうか?
---- 雄性不稔植物を使ったF1種の作り方 ----
まず改めて簡単に用語のおさらいです。
● F1種:異なる性質を持つタネを、人為的に掛け合せてつくった、雑種の一代目のこと。異種を掛け合せてつくるイイとこ取りの種です。
● 除雄:作物が自家受粉(自分の花粉で受精すること)しないように雄しべを手で取り除くことを言います。F1種は「雑種」であるため、自家受粉されては目的の雑種がつくれないため、除雄が必要になります。
● 雄性不稔:植物の葯(やく)や雄しべが退化し、花粉が機能的に不完全になることを言います。人間で言えば、男性側に原因のある不妊症と同じです。
---- 雄性不稔植物はどのように生まれるのか? ----
とても便利な雄性不稔植物ですが、どのように生まれてくるのでしょうか?
ズバリそれは、突然変異によるミトコンドリア異常によって生まれてくるのです。
ミトコンドリアとは簡単に言えば、細胞のさまざまな活動に必要なエネルギーのほとんどを、直接あるいは間接的に供給する器官です。この、生物にとって必要不可欠なミトコンドリアに異常をきたすことによって雄性不稔植物が生まれてくるのです。つまり、今私達が口にしているものの多くは、このようなミトコンドリアに異常のある野菜ということになります。このような異常のあるものを食べて続けても体への影響は無いのでしょうか?
タネをつなごう固定種とは「固定された形質が親から子へ受け継がれる種」のことを言います。
つまり、親としていいものを選んで選別淘汰していき、そのいいものを遺伝的に固定していき、安定したものを栽培していくということです。それが京野菜などの伝統があり、個性を持った野菜として根付いています。
固定種の利点は、遺伝子が固定されているため、自家採種が基本的に可能であること。
野菜を成熟させて、種まで採ることは決して簡単なことではありませんが、私たちが食べているお野菜たちの一生を見守ることができるのはとても素晴らしい体験になるでしょう。
野菜たちは私たちに食べられるために育つのではなく、種を残して子孫を繋ぐのが彼らの一生です。種を残したいという植物たちのエネルギーは凄まじく、全く違う姿になるものもあります。そんな姿を見ることによって、改めて食べもののありがたさを感じることができるでしょう。