冨貴工房×ビバーク|ヘンプ100% シュシュ|茜+ベンガラ(胡粉)染め
¥1,500 税込
岡山のヘンプショップ・ビバークが仕立てたヘンプ100%生地のシュシュを、大阪・中津にある冨貴工房の冨田氏が、ひとつひとつ丁寧に手染めしました。
サイズ
平置き直径 約13㎝
全長 約30㎝
素材
ヘンプ100%
縦横にやや伸縮性あり。
丸ゴムがくるまれています。
ヘンプは、人体に有害な電磁波、紫外線、放射能をカットする効果が期待できると言われています。
生地原産国:中国
縫製:HEMP SHOP ビバーク
染め:茜+ベンガラ(胡粉)染め(冨貴工房/大阪)
『冨貴工房の茜染め』
茜は赤い根。
赤は血の色。
陰陽五行では、血を作ったり、血を循環させる力と対応する色です。
平安時代、女性は浄血や魔除けのために、茜染めの肌着を使っていました。
古い医学書である『本草綱目』では「茜草」の効能としてこう記されています。(以下、意訳)
「経脈を通じ、骨節の風痛を治し、血を活し、血をめぐらす」
「俗方に、婦人の経水不通を治すのにこれを用い、一両を酒で煎じて服するが、一日にして通じ、甚だ効がある」
今の言葉でいうと、浄血、止血、通経の目的や、吐血、便血、月経不順などに応用されていたんですね。
ちなみに血をめぐらすには生で用い、血を止めるには黒焼きにして使っていたようです。
『SPEND SHIFTを実践する天然草木染め』
自然な素材を用いて染めあげる天然草木染めは、海や川、土壌を汚染することがないので環境負荷を軽減することができると三宅商店は考えています。また、草木染製品を生産し使用することは、大量生産・大量消費される物を減らし、より循環型の持続可能な社会を築くことにリンクしています。工場で生産される商品たちのように、均一な品質を保つことの難しい草木染め。染め上がる度に発見が生まれ、着るほどに味わい深くなる色落ちなどの経年変化も愉しむことができます。そして、染める技術を身につければ、色が薄くなってきたら何度も染め直す事も可能であり、染め直す度に発色を取り戻し新しく生まれ変わります。着る者と共に「成長する衣服」それが天然草木染めの製品です。
また、植物で染めた繊維を身につけることで、その植物の持つ薬効を体に取り入れることができると言われています。服用という言葉もここからきているそうです。
『草根木皮(漢方薬)、これ小薬。 鍼灸、これ中薬。 飲食衣服、これ大薬。 身を修め心治める、これ薬源なり。』(紀元前に署された中国の古典の一つ「書経」より)
飲食と同等の効果と言われています。
*ヘンプ / 麻について*
【麻】は縄文時代の昔より日本人の生活(衣食住)文化と密接に関わってきた植物です。最近の傾向で、繊維利用を目的とし品種改良した麻のことをヘンプ(Hemp)と呼ぶようになりました。また、成長の速度が速く、農薬や肥料を必要とせず、痩せた土地でも育つので、環境にとても優しい植物です。その繊維、葉、花、幹、種子などは余すところがなく、建材・燃料・医療・祭事・神事などに利用され非常に親しまれていました。かつての日本では、麻の糸でへその緒を切り、麻のようにすくすくと丈夫に育つようにとの願いを込めて麻の葉模様の産着を着せ、麻の鼻緒の下駄を履き、麻布の着物や褌を身に着けて、麻の茎入りの壁でできた家で暮らしていたのです。
*冨貴工房*
暮らしのあり方、自給のあり方を、実践の中で問い続ける冨貴工房さん。
天然味噌、鉄火味噌、黒炒り玄米、茜染め、麻炭染め、麻褌作りなどを行われていて
三宅商店スタッフたちも工房代表の冨田氏により草木染めを伝授していただきました。
*取り扱い方法*
・草木染め製品ははじめ色落ちしますので、他の物と分けて洗濯してください。
・合成洗剤を使わず、手洗いで陰干しをすると色が長持ちします。
・長時間日光や光熱のライト等に当てると変色する恐れがございます。
・手洗いの場合は、もみ洗いは避け、押し洗いをして形を整えて干して下さい。
・タンブラー乾燥はお避け下さい。