自然栽培 三年晩茶 (リーフ)100g|健一自然農園
¥864 税込
三年晩茶
農薬、肥料不使用で育てたお茶の木から下記の製法で丁寧に作った三年晩茶です。
●丸三年以上育ったお茶の木をまるごと使う。
●一年の寒の時期、冬に収穫する。
●森から得た薪の炎で焙煎する。
新芽ではなく、じっくり育った茶葉も茶木も使ったこのお茶は陽の氣を宿し、温かい三年晩茶を飲めば身体がぽかぽか、心までほぐれていきます。
豊かな里山に囲まれた茶畑の自然の営みがぎゅっと詰まった一杯をお楽しみください。
〜美味しい飲み方〜
やかんに1Lのお水と8〜10gの三年晩茶を入れ、火にかけて沸騰してら弱火にし、10分〜20
分煮出して出来上がりです。やかんの中にお茶を入れたままじんわり時間を置くと、味がよりまろやかになります。
500mlの水筒に三年晩茶3gを入れて、熱湯をボトルいっぱいに注ぎます。蓋をしめて2
時間置いたら美味しい三年晩茶の出来上がりです。
名称:茶
原材料名:番茶(国産)
栄養成分表示(1杯3gあたり)
エネルギー 12kcal
たんぱく質 0.2g
脂質 0.1g
炭水化物 1.7g
食塩相当量 0g
◾︎「健一自然農園」は、奈良盆地の東側にある山の上、「大和高原」にあります。
都祁(つげ)・山添(やまぞえ)・ 田原(たわら)・室生(むろう)いう地域の方々から茶園を受け継ぎ、 現在約11haほどの土地に約30の茶畑を経営しています。栽培は、農薬・肥料不使用、しかし草はできる限り美しく刈り取り、地域との調和を大事にしています。
【自然栽培という言葉がなくなる日】
私たちが行っている自然栽培とは、一切の農薬・肥料を用いず、自然の仕組みに沿って、健やかな恵みを享受しながら美しい土壌と環境を繋いでいく調和の栽培法です。
健一自然農園は、2001年に代表 伊川健一が何年も放棄された農地を借り、ほぼ一人で整地したところからスタートしました。それから20年あまりが経った今もなお、自然栽培という言葉は日本ではそれほど認知されておりません。パッケージに記載している「自然栽培」という表示についても問題となることが少なくありません。理由としては、法律(JAS法等)では定義がなされていないため、第三者認証がないこと、農薬・肥料不使用でお茶の生産を行っている農園が非常に少なく、認知されていないことなどが原因です。
当園の茶畑には虫や鳥が遊びに来て、様々な草花ものびのびしています。この光景は当然であって然るべきなのですが、日本の多くの農園は他生物が寄り付きません。
一人でも多くの方に私たちのお茶を「美味しい」と感じて飲み続けていただくことが、自然環境の回復と保全、そして人々の心身の健康に繋がると信じて、農園の経営をしております。
◾︎お茶の樹まるごといただきます。
お茶は実に多様性に溢れた作物で、一つの茶葉から数え切れないほどの種類の味や香りを表現することができます。それは、お茶の味や香りを形成する要素が、実に複雑なことも起因していると感じます。
茶葉だけでなく、当園で一番人気の三年晩茶には、茶樹の枝も茎も使います。まるで小さな積み木のような様相なので、「これはお茶なのですか?」と言われた方もいらっしゃいます(笑)。
お茶の花は香り付けに使い、茶花紅茶や茶花烏龍茶、茶花煎茶となります。また、ピュアな有効成分を自然な方法で引き出すことで、お肌に何の違和感もなく馴染んでゆくほんもののナチュラルコスメの原料としても、ご愛用頂いております。
お茶の樹は頭の先から足の先まで、花も種も根っこも、全部が人を楽しませてくれ、健やかにさせてくれます。
そして、製茶の工夫次第で千変万化してゆきます。
お茶は作り手の感性によって世界をつくれる作物です。
まだ見ぬお茶の可能性に常にワクワクしながら、自然の贈り物をなるべく無駄にせず、これからの新しい社会の中で広く分かち合って行けたら幸いです。
◾︎土地の利を活かして
私達は現在、約30箇所の茶畑を管理しています。
代表的な畑は福の畑(ふくのはた)、春日(かすが)、染田(そめだ)、国見山(くにみやま)、百年を引き継ぐ茶山、等がその代表的な茶畑です。
自然栽培を始めて15年以上経過する福の畑では、実生やぶきたが生み出す力強く透明なお茶を。
60年以上前に世界で最高金賞に輝いた紅茶園であった春日では香りに魅了される和紅茶を。
まさに大和の国を見渡せる見晴らし最高の立地にある国見山ではお抹茶を。
地域の300年以上続く篤農家さんから託された、百年の茶山では番茶を中心に生産しています。
人も茶の木も本当に同じ。生まれ育った環境や土壌によって、収穫できるお茶のポテンシャルは違います。化学肥料や特定の有機肥料を施すことはこの個性を均一化してしまいます。その命が本来内在しているものをいかにして引き出してゆくか、これが自然栽培によるお茶作りの真骨頂です。
◾︎お茶にとっては不利な土地、過酷な場所とも言われるこの地域。
だからこそ、それを乗り越えて生き抜こうとする力がこの土地の土にあると伊川さんは言います。
大和高原を中心に30数か所の茶畑で、農薬・肥料を使わずにその土地のものを循環させた自然栽培を行い、それぞれの土地の環境に合わせたお茶作りをし、その土地でしか出せない味を作っていきたいと伊川さんは語ります。
約30種類の味わい豊かなお茶は、奈良市内はもちろん、全国各地で販売されています。
どんな日でもほっと一息一服の自然のお茶が、心を和ませ、身体を労ってくれる人生の相棒としてますます多くの方々の暮らしのお供になれますように(健一自然農園 フェイスブックより)