サンタフェリサコーヒー(粉)150g|第3世界ショップ
¥972 税込
いいコーヒーを飲みたいけれど、価格もお手頃のが欲しいというお客様のご要望から、
こちらのコーヒーを仕入れました!!
フェアトレードコーヒー生産者
グアテマラでコーヒーを栽培する、サンタ・フェリサ農園のアナベラ兄妹。自然豊かな美しい農園で、品質・栽培方法にこだわり、グアテマラ最上級グレードSHBのコーヒーを作っています。
品名:レギュラーコーヒー
原材料名:コーヒー豆(生豆生産国名 グアテマラ)
内容量:150g
挽き方:中挽き
Coffee Loverな農園主
「サンタ・フェリサコーヒー」を届けてくれるのは、グアテマラにあるサンタ・フェリサ農園。アカテナンゴ火山の麓に位置し、1904年創業で110年以上の伝統があります。現在は4代目のアントニオさん、アナベラさん兄妹が、グアテマラ最上級グレードSHB(※1)のコーヒーを生産しています。
コーヒー鑑定士の資格を持つアナベラさんは、自分で「Coffee Lover」というほどのコーヒーオタク。世界各地からめずらしいコーヒーの木を集め、農園の一角で実験的に栽培しています。
※1 SHB(ストリクトリー・ハード・ビーン)は、1,350m以上の高地で栽培される最上級品で、昼夜の寒暖差により、実がしまって良質の酸味とコクがあります。
グアテマラCOE多数入賞
日々おいしいコーヒーを追及しているサンタ・フェリサ農園は、最近のグアテマラCOE(カップ・オブ・エクセレンス)(※2)で2位、翌年には1位入賞を果たしました。
農園内のラボラトリーには、圃場ごとのサンプルが驚くほど細かく整理されています。ティピカ、ブルボン、パカマラ、ゲイシャといった品種による分類はもちろん、それぞれの品種で植林して何年か、圃場の標高、収穫後の工程においてウオッシュド、パルプドナチュラル、ナチュラル、ダブルソーキング、アフリカンベッドで乾燥させたものなど、それぞれの組合せによる風味のちがいを研究しています。
第3世界ショップのサンタ・フェリサコーヒーは、ティピカを中心にウォッシュド(水洗式)で加工したもの。安定感のあるクラッシックタイプで、風味はクリーンでキレがあるのが特徴です。
※2 COE(カップ・オブ・エクセレンス)はコーヒーを輸出する各国で行われるコンテストで、出品された数百の優れたコーヒーからほんのわずかのコーヒーにしか与えられない称号です。
有機栽培から減農薬栽培へ
アナベラさんが大学を卒業し、本格的に栽培管理を担当するようになった1998年、農園は有機栽培に切り替えました。農薬や化学肥料を使わなくても、自然の力を最大限に活用して栽培できると考えたからです。一次的に収穫量は減ったものの、その後順調に発展していきました。
しかし、2011年に大規模なさび病がこの地を襲い、8割以上の木がダメージを受けると、農園存続のためやむなく農薬を一部使うことにしました。その後も圃場の様子を注意深くみながら、1本の木に5%以上のさび病の症状が出ているときは、その木のみに農薬を散布するという必要最低限の使用法を守っています。
シェードツリーとは
「こんなにシェードツリーが必要ですか?」というのが、農園に着いて最初の感想でした。「この地域は雨季、乾季がはっきりしていて、半年続く乾季の日差しに耐えるには、これくらいの木が必要です。そうしないとコーヒーの実が早く熟し過ぎてしまう。コーヒーチェリーは、緑から赤にゆっくりゆっくり熟していくとおいしいコーヒーになるのですよ」とのこと。
コーヒーの木は直射日光に弱いため、背の高い樹木を「シェードツリー」としてコーヒーの木と一緒に植え、適度な日陰をつくります。シェードツリーを圃場に植えると、単位面積当たりの収穫量が少なくなり、また樹木が混在しているため機械を使うことができず、手間のかかる手摘みで収穫することになります。一方、コーヒーのみの単一栽培と比べて、多様な樹木、生物が存在し、自然に近い環境が保たれます。
シェードツリーと森林農法
農園では、シェードツリーは年に1回手入れをして枝を大きくカットします。この作業をしないと、暗すぎてコーヒーの木が光を求めて上へ上へと伸びしてしまい、収穫しづらく生産性が落ちます。かといって明るすぎてもダメで、おいしい確かなものを作るには、本当に手間ひまがかかります。カットした不要な枝は、燃料として近所の人々が利用します。
シェードツリーは、オーストラリア原産のグラビレア、この地域原産のシダ、バナナ、アボカドなど。鳥や動物たちとの調和も考え、何種類かの樹木を混栽して多様性を持たせるようにしています。新しい圃場の準備には、シェードツリーを植えて6年、次にコーヒーの苗を植えて3年、つまり、収穫できるようになるまで約10年はかかるといいます。
様々なシェードツリーが茂るサンタ・フェリサ農園は、本当に健康できれいな森のよう。
地面には、一面黄緑色にきれいに雑草が生え、そこにつやつやとした深緑色の葉をつけたコーヒーの木が、堂々と立ち並びます。そして目を上げると、様々なシェードツリーから柔らかな木漏れ日が。その中を蝶や鳥たちが舞います。桃源郷のような美しい風景でした。