和暦日々是好日|2025|旧暦手帳|カバーなし
¥2,640 税込
『和暦日々是好日』手帳は、月の満ち欠けをベースにした和暦手帳です。
この手帳は、自然や環境に添った暮らしをめざす方々や
日本人の風土に根ざした暮らしに関心を持って下さる方々に、
「自然のリズムを感じるためのツールになれば」という思いから生まれました。
グレゴリオ暦とは異なる時間軸を感じていただくために、
和暦元旦から始まる日付になっています。
スケジュールに追われる日常とは
別の時間軸にシフトする感覚で、お使いください。
(2025年1月29日から2026年2月16日までお使いいただけます。)
全頁にわたって葛飾北斎の絵で構成しています。北斎は植物、花、風景、野菜、人々、風、雨、雷などの森羅万象を、90歳で没するまで精力的に描き続けました。
これまでも北斎の絵は多数、掲載してきましたが、北斎の筆であることに気づかれない方も多く、2024年版から北斎の画像のみを使用して十二ヶ月を構成しています(一部、弟子のものも含まれています)。北斎の描く季節感をたっぷりお楽しみください。
和暦手帳は立春に近い新月から始まります。それぞれの見開きは新月〜上弦、上弦〜満月、満月〜下弦、下弦から晦日と、月のバイオリズムをダイレクトに感じられるレイアウトになっています。西暦とは異なる、月のめぐりの優しさを感じてみてください。 和暦の睦月、如月、弥生・・・と日本古来の月名と季節感を味わっていただくためでもあります。西暦の日付を大きく配していますので、通常のダイアリーとしてお使いいただけます。
スケジュール帳とは別に、何かに気づき、感じるための手帳としてお使いください。日常の中の実感として、なにかを見たり、感じたり、発見するためのヒントとして図版とコラムを掲載しています。
日本人が昔からモチーフにしてきた組み合わせには、自然界の摂理がシンプルに表現されています。
季節の風物、生態系のしくみ、行事、禅語、ことばの由来、環境に関する情報など、多岐に渡ったコラムを掲載しています。自然に学び、自分のものさしをもって、主体的なトキを刻むツールとしてご活用いただければ幸いです。
この手帳の表紙は無地のシンプルな里紙で仕立て、見返しには毎年、鮮やかなカラー図版を配しています。外観はそれほどでもないけれど、表に出ないところが念入りで精巧にできていることを「底至り」といいます。江戸時代、贅沢を禁止された庶民は羽織の表地を地味に、裏地に思い切り華やかな柄を配しておしゃれを楽しみました。
今年の見返しは北斎の「朝顔に蛙」と「文鳥に辛夷」「鵙に白粉花」を選びました。
末に旧暦のしくみ、陰陽五行のしくみ、日本古来の季節感、植物の変化をあらわす十二支などの解説頁があります。
日本人が使っていた太陰太陽暦は、夜空を見上げれば誰でもわかる月の満ち欠けを基本とし、季節の節目を割り出した太陽の周期を組み合わせたもので、自然界のリズムをシンプルに感じることができる暦です。
2025年の表紙は里紙「たけいろ」です。
本体の表紙は、竹尾の環境対応紙、里紙を使用し、毎年色が変わっていきます。里紙は里山の風景からとった色のシリーズです。自然のぬくもりを感じるやさしい手触りをお楽しみください。持ち歩きやすいB6サイズで、厚さは約9ミリ。180度しっかり開いたまま置いていけるように改良を加えています。紙の汚れやすさが気になる方には、里紙の色合いだけを楽しめる梨地ソフトカバーをご用意しています。ベタつかず、さらっとした手触りです。
暦 2025年1月29日〜2026年2月16日
本文 2色160頁
カバーサイズ B6サイズ 182mm×128mm×9mm
上製ハードカバー 美篶堂製 190mm×135mm×14mm
企画・構成・執筆 高月美樹
デザイン 飯野明美