有明海苔 紫彩 [しさい] |ばら干し海苔|15g
¥584 税込
¥64810%OFF
海苔の産地である九州は有明海から誕生した、新しい海苔『紫彩』。食感や風味が最も良い『一番摘み海苔』のみを使用した『紫彩』は、美味しさはもちろん海苔本来の旨味成分やミネラルを豊富に含んだ逸品です。
『紫彩』はミンチで裁断せずに海苔そのままの姿で乾燥し作り上げることにより、海苔本来の栄養や旨みが生きています。甘みがあり、口にいれたとたん、磯の香りとともに溶けていく食感を味わうことができます。
【品名】ばら干し海苔
【原材料名】乾海苔(福岡県有明水産)
【内容量】15g
【保存方法】直射日光・高温多湿を避け、開封後はお早めにお召し上がりください。
【製造者】有明水産 福岡県大川市小保961ー1
【賞味期限】2025.1.7
筑後川をはじめ百を超える河川が入り交じり、多くの生命の源となっている、有明海。古来より「宝の海」といわれ、日本の食文化を支えてきました。干満の差が最大5?6mもあるため、干潮の際に海苔が空中にさらされることで、旨味成分や多くのミネラル類に富んだ海苔ができます。
従来の四角い海苔は、海から摘んできた海苔をミンチにかけて細かく裁断し、海苔簾(す)の上で和紙を漉くように作りあげますが、『紫彩』は海から摘んできた海苔をそのままの形で乾燥しています。こうして、ビタミンやミネラルなどの栄養分の流出を最小限におさえ、海苔本来のうまみや風味が詰まった「紫彩」ができるのです。
お茶にも新茶や一番摘みがあるように、海苔にも「一番摘み海苔」があります。色艶が良く、食感や風味が最も優れている高い価値があるものとして慎重されてきました。『紫彩』は、この「一番摘み海苔」のみを使用した、海苔生産者が自信を持ってお勧めする海苔です。
アリアケスイサン
有明海は、九州一の河川である筑後川が山からの栄養を注ぎ込んでいる宝の海です。有明海だけで日本の海苔の4割の生産量を誇ることからも分かるように、海苔養殖に適した海です。なぜ適しているのか、というと、それは干満の差が大きいということがあげられます。最大6mにも及ぶ干満の差によって、潮の引きとともに海苔を養殖している網は、海面から顔をだします。こうして一定の時間海苔が海面から出て空気に触れることにより乾燥させます。「干出(かんしゅつ)」と呼ばれるこの状態が海苔を強くし、病気や珪藻の繁殖から海苔を守ります。この「干出」をさせるためにも、漁師たちは約10mの支柱を、一本一本、有明海に立てていくのです。その数、二千本あまり。気が遠くなるような作業ですが、昔ながらの伝統的な製法を継承することで、他の産地にはない品質の良い「有明海苔」が生まれるのだと私たちは確信しています。
海苔は食べ物というだけでなく、日本の食文化
いち漁師である私から直接、海苔をお客様に手渡すことで、私自身も変化していきました。全国の人々へと届ける責任、食べ物であるというだけではなく、日本の食文化の一旦を担っているという使命感。目には見えない多くのことを学びました。寿司という食文化が花開いた江戸時代、さらにはいにしえの奈良時代から海苔を食する習慣がありました。海苔漁師もまた伝統職人と同じなのかもしれません。食文化を支える一人として自覚した時に、三代目として、一人の海苔生産者として、私ができることは、海苔のこと、海苔がどうやって作られるか、日本一の海苔産地の有明海について、できる範囲で伝えていくことです。お客様の声、自然の声に注力しながら、これからも父譲りの妥協しないこだわりの海苔づくりを続けていきます。そして、有明海と海苔産業の未来を支えていきたい。将来、四代目の海苔漁師という選択肢も残せるよう、家族で頑張っていきたい。そう、思っています。